Fish Catalog
ニラミハナダイ
Pseudanthias ventralis ventralis(Randall,1979)
long-fin anthias/deep water anthias
■分類上の位置
スズキ亜目ハタ科ハナダイ亜科
プセウドアンティアス(ナガハナダイ)属
■我が家での愛称と由来
今はなきベンちゃん(入れた直後に白点病が発生し、全滅してしまった)
2代目はずいぶんと小粒で、まだ♂♀ははっきり分かれてない感じである。一応多少の優劣はあるらしいので、強いほうをベン太♂、弱いほうをベン子♀としておく。

■特徴:
当時、初代キャンディがあまりにもスミレに追いかけられるので、矛先を分散させるためにハナダイを入れようと決意。スミレに追われる覚悟で多少は気丈な印象のあるベンちゃんに決定。ある程度のハーレムにしないといけないので最低限の♂×1、♀×3にした。和名はちょっと可哀想だが、確かに♂は睨んだような顔をしてる。怯えて隠れるときは集団行動、餌付きはまあまあでブラインとかよりコペポーダみたいな細かいのが得意のプランクトンフィーダーだ。
ベントラリスの特徴としては、地域変種が豊富なことが上げられる。亜種であるハワイアンロングフィンアンティアス(Pseudanthias ventralis hawaiiensisは有名だが、同種とされるものでも生息地によってかなり見た目が異なる。現在いるものはマーシャル産で、尾ひれに半月模様が出るのが特徴。また同種の中でも小さいうちに成熟し、雌雄が分かれるのも大きな特徴の1つである。小型水槽向きと言えるだろう。以前のもの(写真下)はおそらく南太平洋産と思われるが、同じ南太平洋でもトンガ産はまた別の特徴がある。模様だけでなくサイズまで違う地域変種というもは非常に珍しいケースだと思われる。
■飼育上のウンチク
ハナダイの中では神経質なほうかも。キンギョほど図太くないが「出てこねーよ!」というほどでもない。冷凍コペポーダを最初から食べるが、実は同種どうしで決して仲良くない。そのため数匹いるうち1匹は餌を食べないでやつれる、みたいなことになる。2代目は何故か冷凍コペには見向きもせず、すぐにブラインを食べた。おそらくネオンテンジクダイの影響かと思われる。(冷凍コペが古くなって品質が落ちているということも原因かも。早く入荷しろー!)気が強いのか弱いのか、ココスvsネオンテンジクvsベンの3者で微妙な力関係を構成しているようだ。
先日、ココスを取り出すことを主目的とした大リセットを敢行したのだが、無理をしていたので扱いがラフになり、ベン太をうかつにプラケースで捕まえたところ、なんと突然「カッ」と鰓と鰭を「見開き(まさに人間で言うとカッと充血した眼を見開き、という感じ)」全身の色彩をガッと出してショック死してしまったではないか!魚のショック死というのは生まれて初めて見たが、これはあまりに衝撃的だった・・・現在は後家さんのベン子が単独でいて、彼女は彼がいなくなったことで以前より自由に泳ぎまわるようになったのが皮肉である。

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【2008/1/3追記】
かつてのベン子は、いまや立派な♂だ。マーシャル産の♂らしく、尾ひれには半月型の赤い模様がはっきりしてきた。そして♂になるとともに、それまで劣勢であった正体不明ベラやシマヤッコを押しのけて王者の座を占めるようになる。今や彼の威光に従わなければ、同じ水槽では生きてゆけない状況だ。
ちなみに、半年前のベン子はこちら
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