このシステムの目玉、窒素還元とカルシウム循環の作用を起こすことを目標に、見よう見まねでモナコ(ジョベール)式に挑戦したリーフジウムです。イメージは水深50cm程度の浅い砂浜で、いわゆるアマモ場と呼ばれるあたりを再現したかったのです・・・が。石垣から取り寄せたリュウキュウスガモやウミヒルモはほとんど枯れてしまった感じで、わずかに残った元気の無さそうな葉に望みを託しています。ヒロハサボテングサとコサボテングサは、なんとか成長を開始しました。

そしてブレナム層のORPをモニターしているのですが、どうやら栄養源の炭化水素(デニバクト)を入れすぎたようで、ORPは一気に硫酸還元レベルに落ちてしまいました!一時は慌てて水槽の連結を切り、エアレーションでなんとか凌ごうとしましたが、結局飼育層にまで影響が及ばないことがわかったので、現在は放置です。たぶんブレナム層内部のORPを測定したひとなど殆どいないと思うので、今の状況が正しいのか危機的なのか判断に苦しみますが、全体として高いORPを保った海水が循環しているせいかいっとき感じられたイオウ臭も今は無いようで、硫化水素は好気表面で処理され尽くしているような気がします。窒素還元は間違いなくライブサンド内のどこかの層で起きていると思いますが、冷静に考えるとこの方法はリスク高いですよね!きっちりネットを張って、ハゼたちが砂を嫌気層までほじり返さないようにしてよかった、と安堵してます。。。(ちなみに現在もNO3は全く検出できません。)
そうだ、SO4試薬を買おう!

  収容魚種
 

>> 戻る